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「ふ……ああぁっ」
いつもと違う感触にアルベルの声は大きくなる。
自分で感じる場所に当たるように動く姿に、クリフの身体も熱くなる。
「んっ…気持ち…いっ」
「すげ…お前エロ過ぎ」
アルベルの身体は快感に力が抜け、腕では支えられなくなっていた。
体温で溶けたチョコで全身ベタベタになりながらも、クリフの視線を感じ、アルベルは必死で腰を振る。
「ふぅっ……あっ、も…出ちゃ…っ」
「いいぜ、好きなだけ出しな」
限界を訴えるアルベルに、クリフは優しく答えた。
アルベルの動きは更に激しくなり、声も大きくなっていく。
「あっ…も、イっちゃ……んんーーっ」
アルベルは身体を震わせながら達し、吐き出した白濁は身体の下の茶色いチョコレートに飛び散った。
アルベルの絶頂を見物したクリフは立ち上がると、まだ荒い息のアルベルのもとへと歩いていく。
「よくできたな。いい子だ」
そう言うと、アルベルの頭を撫でながら口元のチョコを舐めとりキスをした。
クリフは嬉しそうに目を細めるアルベルを抱き上げ、ソファに寝かせる。
ソファに寝かされた自分の身体を見たアルベルは、ようやくクリフの言葉の意味を理解した。
『チョコがないなら作ればいいか』
全身チョコまみれの自分。
それこそがクリフの言っていたチョコだった。
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