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中身が気になるアルベルは、クリフの横から覗き込んでいる。
特製だぜ、とクリフは楽しそうに言いながら包みを開けた。

「なっ……なんだよ、コレ…」
「特製俺様等身大チョコレートだ!お前の為に用意したんだぜ」

包みから現れたのはクリフそっくりの、巨大チョコ。
手を頭の後ろで組み、誘うような体勢でベッドに横たわっている。

全身茶色の裸の姿も異様だったが、それ以上に目を引く場所があった。
チョコクリフの中心は天に向かって立っていて、存在を主張している。
大きさも形も本物そっくりで、アルベルはつい凝視してしまった。

「すげぇだろ?型取るの大変だったんだぜ」
「…これをどうしろと?」
「わかってんだろ?期待してるくせに…」

クリフは巨大チョコを見つめるアルベルを後ろから抱き締め、耳元で囁く。
当日まで知らなかった事とはいえ、チョコを用意できなかったことをアルベルは気にしていた。
期待しているというのも間違いではなかったので、クリフが喜ぶなら……とアルベルは身を預ける。

「ほら、もう一人の俺がお前を待ってるぜ?」
「ん……」

クリフに促され、アルベルは服に手をかけた。
元々薄着なので、すぐに白い肌が露になる。

滑らかな手触りの肌を楽しんだクリフは、アルベルから離れるとベッドの横の椅子に座った。
残りの服を脱いだアルベルがベッドへ上がる。

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