sweet smell
今クリフの目の前では、異様な光景が広がっている。
「あっ…放せっ……クリ…助け……」
アルベルは今、あるモノに犯されていた。
あるモノとは………
巨大なプリンだ。
事の発端は、クリフがふざけてクリエイションでプリンを作った事だった。
料理が苦手なクリフは、分量を間違えて巨大なプリンを作ってしまった。
普通ならでかいだけのプリンなのだが、どこをどう間違えたのか、完成した巨大プリンは意志を持っていた。
完成した巨大プリンを、たまたまファクトリーにいたアルベルと食べようとした時、急にプリンが動きだしアルベルを襲った。
…というのが経緯である。
「ふっ…んぅ……」
最初は抵抗していたアルベルも快感には勝てず、今はただ喘ぐのみだった。
「すげぇ光景だな。」
クリフはアルベルを助けるわけでもなく、プリンに犯される様を眺めていた。
結合部分からはぐちゅぐちゅと卑猥な音が漏れ、アルベルは聴覚からも犯されていた。
「あんっ……もう…無理ぃ…」
「なぁ、アルベル。助けて欲しいか?」
快感で目が虚ろになっているアルベルに、クリフは聞く。
助けて欲しいか――と。
「あっ…たす……けてっ」
「わかった。ただし、条件がある。俺の――」
「わ…かったっ…だからっ…早…く……」
快感の連続で身体が限界のアルベルは、クリフの条件を最後まで聞かずに承諾した。
「…よし。じゃあじっとしてろよ?」
クリフは満足そうに笑うと、アルベルの腰に手を回し巨大プリンから引き離した。
「あっ…ん……」
体内からプリンが抜ける感触に、アルベルは小さく喘ぐ。
獲物を取られた巨大プリンは、名残惜しそうにアルベルに触手を伸ばすが、クリフに阻まれ力を失うように溶けていった。
[ 1/45 ][*prev] [next#]