あの日の約束

ルシファーを倒し、エクスキューショナーが世界から消え、平和が戻った。
クリフは戦後の後処理に追われる日々が続き、エリクールに残ったアルベルとは疎遠になってしまっていた。


恋人と呼べる程甘い関係ではなかったが、大切な人には変わりない。
アルベルへの想いを募らせながら、クリフは会談が行われる惑星へと向かう。

「アルベル…」

呟いたクリフの目に、見覚えのある惑星が目に入る。

「ん?あれは……よし、少し寄り道するか」

生物の気配もなく、ひび割れ荒廃した大地。
荒れた大地に、その門は以前と変わらぬ姿で存在していた。

クリフが降り立ったのは惑星ストリーム。FD世界へ行く為の門の前に、クリフは立っていた。

「さて、来たはいいがコイツはまだ使えんのか?」

タイムゲートを見上げながらクリフは呟く。
目の前のタイムゲートは、戦後一度も使用されていなく、まだ使えるかはわからなかった。

「ま、考えてても仕方ねぇか」

悩んでいても埒があかないと考えたクリフは、意を決して門の中へ入って行った。





時間旅行ができるタイムゲート。クリフはその時間旅行が目的で惑星ストリームに立ち寄った。



「ここは…アーリグリフか…?」

着いたのは王都アーリグリフの入口。タイムゲートを介して来たので過去のアーリグリフだが、クリフの知っているアーリグリフとほとんど変わらない風景だった。

「さて、アイツはどこにいるかな…」

クリフは辺りを見回しながら、城の方へ歩いて行った。

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