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絶頂後の疲労感にぐったりするアルベルにカメラを向けると、次々とシャッターを切っていった。
「…?……やっ…!何して…」
「記念撮影だよ。こんな乱れるアルベル、滅多に見れないもんね」
カメラのフラッシュに気付いたアルベルが止めさせようとするが、まだ触手に手足を拘束されているので撮られるままだった。
「さて、いい写真も撮れた事だし…アルベルに相談があるんだけど」
「…嫌だ」
「話も聞かないうちに拒否しないでよ」
「どうせまた今みたいなのをやらせろって言うんだろ。テメェの考えくらいわかる」
「う〜ん…半分当たりかな。確かに僕はもっとアルベルで遊びたい。そして君には拒否する権利はない。わかる?」
拒み続けるアルベルにカメラをちらつかせると、フェイトは続けた。
「これ、クリフに見せたら何て言うかな?」
「あっ……ぐっ、卑怯だぞ…」
「卑怯?賢いと言ってくれよ。で?僕の言う事聞くの?」
写真という脅迫材料を得たフェイトに勝てるはずもなく、アルベルは重い口を開く。
「…わかった…。言う事きくからっ……クリフには見せないでくれ…」
「そっか。アルベルが物分かり良くてよかったよ」
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