怯えながら
僕は、召使の後ろに隠れながら、パーティー会場へ入った。
![](//static.nanos.jp/upload/l/lalus/mtr/0/0/20111114140420.jpg)
ガヤガヤ。
やはり、想像していた通り、パーティー会場はモンスターで溢れていた。
狼男、ミイラ男、ドラキュラ、フランケンシュタイン、アインシュタイン…。
あ。最後のはモンスターじゃなかった。
パーティー会場に、アインシュタインはいなかった。
…………当たり前だが。
なんでもいいが、手足が震えている。
召使)「そんなに怯えなくても大丈夫ですよ」
召使がにこやかに笑った。
だけど、恐いものは恐いんだ。
そんな僕を無視して、召使は王座を指した。
召使)「アキラ様は、あそこにいらっしゃいます」
見ると、アキラが堂々と王座に座っていた。
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