怯えながら

僕は、召使の後ろに隠れながら、パーティー会場へ入った。



ガヤガヤ。

やはり、想像していた通り、パーティー会場はモンスターで溢れていた。
狼男、ミイラ男、ドラキュラ、フランケンシュタイン、アインシュタイン…。

あ。最後のはモンスターじゃなかった。

パーティー会場に、アインシュタインはいなかった。

…………当たり前だが。

なんでもいいが、手足が震えている。

召使)「そんなに怯えなくても大丈夫ですよ」

召使がにこやかに笑った。

だけど、恐いものは恐いんだ。

そんな僕を無視して、召使は王座を指した。

召使)「アキラ様は、あそこにいらっしゃいます」

見ると、アキラが堂々と王座に座っていた。

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