伝「知ってるか、イヴェール」 「何をって重要な単語が抜けてるんだが」 「えー…。イヴェなら分かってくれると思ったのに」 「お前…長年連れ添った夫婦じゃあるまいし」 「でもさ、仕事中とかにあれやそれで意思通じたら便利だろ」 「確かにそうだけど」 「あれ?じゃあ夫婦にならないと以心伝心スキルは会得できない…?」 「んん?話が変な方向へ行ってない?」 「そうか…結婚しないといけないのか…。ん、それなら調度いいかも!結婚しよイヴェ!」 「何が調度良いんだこの阿呆!そもそも僕たちお」 「あ、無理か。金銭面考えると。最近結婚式挙げるの費用的に無理って人多いしなぁ」 「…無理な理由そこ…?」 「因みに調度良いって言うのは、つい数日前がプロポーズの日だったからです。知ってるかどうか聞きたかったのもそれ」 「……」 「そうだ、それは別にしてさ。今度揃いの指輪とか買いにいかね?給料一日分で」 「つまり露店で売ってる安いやつか」 「そうそう。この前イヴェだって指輪の話してたし。何かお揃いのものあっても良いかなって」 「…まあ、サンがそう言うなら…」 最近盗賊不足感がいなめない…。ちばりさんの言われる通りに誰か企画とか本とかやらないのかな!やらないのかなっ! |