「イヴェール」

「ローランサン、お前、一応馬鹿っていうレッテル貼ってあるんだから、そんな真面目な顔してると修正入るぞ」

「…イヴェールー…」

「そうそう。二秒でその真面目な顔が崩れるローランサンこそローランサンだよな。で、どうした?」

「あのな、ゲーム、やってたんだけど」

「…その顔と単語ですべて分かった気が、」

「ラスボス、倒したんだよ。ラスボス。滅茶苦茶強くて、倒すのにすごく時間と手間かかったラスボス」

「ああ、うん。やっぱり展開読める。で、倒した後のセーブしますか?っていう選択肢にはいって入れるの忘れて、」

「そのまま続けて二回目行こうとしたら」

「電池が切れてデータが吹っ飛んで」

「最後にセーブしたのは、」

「ラスボス倒しに行く前」

「……イヴェールお前なら何とか時間を巻き戻せるだろっ!?巻き戻してくれよ頼むからああ!」

「無理。今から勉強するから」

「時間があったら巻き戻してくれるんだな!?」

「さあどうだっけな。時間巻き戻して二回目プレイするより、もっと時間つぶせて且つ楽しいことなら知ってるけど。どうせお前、二回目回っても途中で飽きるだろ」

「…言われてみれば…」

「な?じゃ、僕についてこいよ」

「、うん」









そして寝室に連れ込まれるロラサンであった\(^o^)/







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