賢「知ってるかね、ローランサン君。今日は極東の国で、女の子の日なのだよ」

ロ「女の子、」

「? 何かあったのかね。浮かない顔をしているようだが」

「んー。今日イヴェール、部屋にこもって手紙書いてるの、女の子の日だったからかな」

「博識なイヴェール君なら女の子の日を知っていそうだね。それで、ローランサン君は放っておかれてる、と」

「違ぇよ!散歩だ散歩!」

「そんな寂しがりやな君に、ひとつ提案してあげよう」

「話を聞け!誰が寂しがってなんか…っ」

「素敵なプレゼントがあるのだがどうかね」

「…殴りたい」

「イヴェール君をぎゃふんと言わせてみたくないかね?」

「……ぎゃふん?」

「そう。ぎゃふん」

「乗った」

「そう言ってもらえると信じていたよ。ではこれを、」

「瓶…?中に入ってるの、水じゃん」

「ノンノン、ただの水ではない。それを証明するためにも、イヴェール君にこれを飲ませてみせなさい」

「ふーん?楽しそうだし、暇だし。やってみるか…。これ飲んだらどうなんの?」

「それは飲んでからのお楽しみですぞ。ローランサン君が飲んでも、イヴェール君をぎゃふんと言わせられる優れもの」

「俺が飲んでも…じゃあ、ちょっと今試しn」

「待ちたまえ!君が飲むなら、絶対、家の中、せめて屋内の、イヴェール君がいる所でやりなさい!」

「ちぇー。まあいっか、そうする。俺とイヴェールで半分ずつ飲む、っていうのは?」

「そうすると驚きが二倍だろうね」

「よし!そうしよっと。早速やってくる」

「健闘を祈るよ!」

「おう!」








「さあ、あの水が性転換薬だと知られる前に逃げなくては…」







雛祭りということで。この後の展開は、ミラのみぞしる(^O^)!
ていうか、賢者が女の子の日、って言うと変態くs、ごふんげふん。






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