歳ロ「ん?」 イ「どうした」 「何か、喉が変かも」 「ちょっと枯れてるな。変声期?」 「……変声期はとっくに終わってるんだけど」 「……!」 「え、何、その驚いた顔!」 「いや、今まであんまり気にしてなかったけど、ローランサン何歳?」 「あれ、俺今何歳だろ?」 「……。お前の幼馴染みは何歳なんだ」 「パーン?んーと、確か二十歳少し過ぎ。シエルはもう少し上」 「じゃあそれより下だろ。多分」 「……、なら18、9くらい?」 「若いな」 「イヴェールと初めて会ったの、16、7?」 「更に若いな」 「…若いなー…。イヴェールは?」 「僕は、今21くらいか。お前より年上。敬えよ」 「イヴェールお兄ちゃーん。って?……うわ、自分で言って鳥肌たった」 「……」 「イヴェール?」 「……もう一回」 「へ?」 「もう一回言って、ローランサン」 「は?」 気付かぬ間に話の主旨が変わっていくような、他愛のない会話が良い! シスコンと言って憚らないイヴェールにとって、お兄ちゃん発言はストライクだと良いな! |