魔現パロ3冬 朝「今から魔法を見せます」 天「あ、ほー」 夜「天秤、魔法だまほう。あほうはローランサン」 「また吹き込んでる…。怒られるよ、本人に」 「僕を止めない時点で、お前も同罪じゃない?」 「ぶっちゃけ楽しいからね」 「……爽やかに言い切りやがった」 「あさにー、まほーは?」 「あ、そうだった。もう、夜がのろけるから…」 「はぁ?いつ、どこで僕がのろけたんだ」 「のろけろけろ」 「、」 「…何だよそのすごく楽しそうな目!」 「いや?夜は無自覚だなぁと思って。ローランサンがどんなに阿保でも、好きなんでしょ」 「いべもらんらんすきー!」 「な゛!?」 「うん。まあそれは置いといて。それでは、魔法を見せましょう」 「わー!」 「…好き?僕が?誰を?え、あの阿保を?」 「まず、この怪しい色した飴玉を」 「あめ…」 「舐めません。呪文を唱えるだけです」 「いべにちょーだい!」 「…阿保を?本気で?あれ、好きってどんな意味だっけ?」 「これは非売品なのでおわたしすることは出来ないです…残念」 「だったねぇ…」 「じゃあ呪文を唱えましょう!因みに逆再生するタイプではございません」 「好き…?いやあいつは愛人?で、いやでも」 「!らんらん、よるにーのあいじん…?」 「こら天秤。今はちょっと放っておいてあげなさい」 「はぁい!」 「では改めて呪文を。…じゅげむじゅげm…」 「……」 「………」 「ま、ほー、?」 「こんなことが出来ちゃいます」 「「うわぁ!」」 「っっっ!?」 僕は自分の悲鳴で目が覚めた。急いで辺りを見回すと、見慣れた自分の部屋。カーテンが通すのは月の光。 数秒胸に手をあてて、乱れた呼吸を整える。何か、とてつもなく強烈な悪夢?を見た…、けど覚えていない。 鮮烈なイメージしかないぼんやりとした夢の残滓。そこに、掴みかけた大切なことがあるような気がした。 ちゃんと魔法は見れたでしょうか…?魔法がかかると、「こんなことが〜」のセリフがにじいろに\(^o^)/ |