着物を着る二人






「ここをこうして…?いや違う、ここはああして…」

「おい、ローランサン。遅いぞ」

「だって、何だよこの服、滅茶苦茶着にくいし。ちゃっちゃと着たイヴェールがおかしい」

「構造を把握すれば、何となく分かるもんだろ。…ってお前、着方ぐちゃぐちゃ…」

「わ、笑うな!くっそ、とにかく後はこのやたら長い布をぐるぐる巻けば良いんだよな!」

「その前に。直してやるからこっち来いよ」

「一人でできる」

「嘘つけ。そもそもそれ、後ろ前だし。後ろ前も分からない奴が一人でできるの?」

「…お願いします!」

「最初から素直にそう言えば良いのに。ほら、さっさと来い」

「…すごく屈辱感が……、ってうわ!?」

「あ、こらっ!」


 びったーん


「てて…。裾につっかかったとか…」

「…おい、」

「ん?あ、ごめんイヴェール!巻き込、ん だ…?」

「…まさかお前に押し倒されて、脱がされるとは…」

「ち、ちち違っ!!」




転ぶ→咄嗟にイヴェの胸倉or帯掴んで倒れる→はだける\(^o^)/

着物の提供者はきっと賢者だよ☆







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