365 | ナノ

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詠美さんが絡むと思ったら全然でしたort
まだまだ推理力と観察力が足りませんね。

'酒壺の蛇'
同じ大使館の話。
恋に溺れて利用される男と女。
第一話と最終話は軽く対比になっているのでしょうか。

勧善懲悪だとか善悪二元論で語らない所が相棒の良い部分であり、そういう意味ではこのラストは悪くないと思います。

いずみさんが、もし本当に殺人をしてまで王さんと結婚できると思っていたなら、それは本当に救いようがなく愚かで残念だと思います。でも悦子さんが、彼女はCA養成学校で凄く優秀だったと言っていましたので、そうじゃなかったんじゃないかと個人的に思いました。
彼女は、こころのどこかで王さんの嘘をわかってたんじゃないかな。東国の工作員だと分かった時点で、自分は捨て駒になるかもって思ったんじゃないかな。王さんが自殺しようとして、関係を知るために恩地課長に近づいた。でも、彼女は愛に生きたかったんだと思います。結婚なんてできるわけない、捨て駒になるかもしれない、それでも愛してたかったし、溺れていたかったし信じていたかった。彼女の愛のためには、考えることをやめるしかなかった。
いずみさんに、ちゃんと最後に手を放してあげる王工作員の優しさがすごく残酷で、でも同時に純粋だと思います。王さんはきっと、自由の国に生まれたのにその自由を享受しない彼女のことが凄く凄く嫌いで、でも同時にそうやって何かを狂信できることが羨ましかったんじゃないかなーと個人的に思います。大嫌いと同時に、どこかで彼女の純粋さに惹かれている。
私は、いずみさんがちゃんと考えたうえで、考えることを放棄したっていう、こっちの説の方が好きです。まだ救いようがあるから。

あと甲斐次長の保身ぶりが結構好きでした。もう少し、芯のある部分/彼のモチベーションみたいなものが見えると一層好きかもしれませんが、100%保身で動いている設定だとしても、魅力的なキャラクターですね。…万才さん的な(きっと万才さんも豪先生にこういう風にちょっかい出してたんだろうな、とか思ってしまいました^^;)自分のためなら息子をも使う所も、よく似てる。

領空内誘導という言葉、漢字から意味わかりますよね。わからなくても仕方ない、と右京さんが言うのは少し気になるところでした。
最終話にしてはシリアス度が足りない気はしますが、いい話でした。
神戸君が全国の空港を動かしてるところに物凄く感動しました…!名前だけしか出てませんが、神戸君ちゃんと働けてるんですね…!

Apr 24, 2013 16:54
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