のんびりじんわり発酵中 | ナノ

転入生
2012/05/14 21:26



前回初登場の彼ですが、如何でしょう、うっかりまともな人っぽく見えていますか?
非王道なArcadiaですが、アンチではありません。というか、そもそも私がアンチな王道を長編では書けないんですよね。宇宙人的な人格破綻者だと、どう最後に持っていけばいいのかわからなくて…。読むのは全然大丈夫なんですけど、書くとなると、転入生に制裁が下ってめでたしめでたし、というのが納得いかないというか、ちょっと酷過ぎるでしょう…となってしまうんですよねー。アンチが嫌いとかそういうわけじゃなくて、私の性格の問題です。だって短編なら書けるもの!最後ぶっちぎれるならどんとこい!(笑)



まぁそういうわけで、宇宙人ではない篠崎くん。実はちょっと大人な宇宙人(笑)を目指しております。まだどうにかなる余地のある宇宙人―――つまり、まだまだ未成熟な普通の高校生なんです。


拓巳はあっさりほだされていますが、瀬奈が言ってることって実際は、「なんで俺のせいにしようとするんだ!俺は悪くない!拓巳が全部悪い!!」ってのと同じこと。


言ったのは事実、だけどそれに対してのレスポンスには興味ない。注意はしたけどそれでも構ってくるから遊んじゃおう。
相手の将来を考えたり、相手のことを思っての行動を起こすという発想がない。それってただの自己中ですよね。更生する義理はないなんて偉そうに言ってますが、それは正論なように見えて、実は自分本意なだけ。
クールとかドライな性格って、紙一重で自己中だと思うんです。周りに流されず、自分を貫く―――が、自分さえ良ければ良いって方に傾いちゃうと、もうあっという間にマイナスですもんね。
そんなわけで、瀬奈の土台は古きよき王道クール男前転入生となっています。



とまぁここまで色々書きましたが、程度の差こそあれ、みんな何かしら欠点抱えた高校生なんです。瀬奈も宏紀も、峰岸、隼人、そして拓巳も、やっぱりどうにかなる余地のある宇宙人なわけで。
これからそんな彼らがどうやって自分と向き合い、成長していくのかを意識して書いていきたいなと思っています。
頭のなかのものをいかに文章としてアウトプットできるかが問題…。苦しいですね。きっと永遠の悩みなんだろうな。頑張ります…!





というわけで転入生のお話でした。
なんか無駄に語っちゃって恥ずかしい気がしないでもない…(′・ω・`)でもこういうの改めて文章にすると再確認できるし頑張ろうって思えるんですよね。
ではでは、こんなところまで読んで下さってありがとうございましたー




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