昼休み、教室窓際にて。グラウンドでは元気な子たちが駆け回っている。元気だ。元気なのはいいことだ。次の時間が体育なのか、みんな一様にジャージを着ている。白い指定Tシャツに短パンやら長ジャージやら。暑いからか上のジャージを着ている子はあんまりいない。一つに結われた髪が風に揺れる。走る度にゆさゆさ胸が震える。真っ白い脚がグラウンド上で際立って、さらにブラの色が若干透けて…あぁもうたまんない!ずっと眺めてたい!目の保養!ダサいジャージに感謝したくなるほど。 そんな風に窓から見えるジャージを着た天使とも呼べる少女たちの戯れにテンションをあげつつ、購買のパンを頬張っている一応女である私を含め、ダラけた5人。銀時が呟いた。その目は恐らく、私と同じ辺りを見ていると思われる。 「いきなり雨降って、きゃ、みたいにならねぇかな」 「あー、わかる。あと、ポニーテールの子のうなじでしょ、短パンから覗く脚でしょ。こう、撫で回したくなるよね」 「あっはっは、おまんは時々マニアックなおっさん臭いこと言いよるのー」 「は?こいつの頭の中は年中無休で万年発情期のおっさんだろ」 「違います、万年発情期のおっさんなんて惨めなもんじゃありません。銀時と一緒にしないでよ、まったく」 「なるほど、ポニーテールか……」 「あの、頷いてるとこ悪いけどお前がやったところでキモいだけだから。せいぜい馬の尻尾止まりだから。うなじの前にうっとおしいわ、切れ」 「ねぇ、高杉はどう思う?うなじいいよね」 「やっぱ、ブルマだろ」 「……そうだね」 みんなこうして大人になっていくんだと思います。 あれ、作文? 高杉は古典的だといい。というか体育要素が… 11.1017 ■ |