※???×望、R18注意
※玩具、薬他





 どれくらいの時が経ったのか、望にはその判別がもうつかなかった。
 後孔に埋められた無機質な玩具が不規則に振動して、何も考えられない。身体中に蔓延る熱で、望は狂いそうだった。何度も絶頂まで追い上げられて、けれども自身の根元をリングのようなもので塞き止められたせいで精を吐き出すことも叶わない。

「あ、あ、や、またぁっ…!」

 いきなり振動が強くなって、望は再び追い込まれる。良い所を叩きつけるような強い刺激に目の前がちかちかして、大きく頭を振った。吐き出したくてたまらなくて、身体中が震える。快感をやり過ごそうと望は身体を捻るが、両腕を縛られベッドに繋がれた状態ではそう大きく身体を動かせるはずもない。

「ひっ…っ、あぁっ、や、やだっ…!」

 ぎゅ、ぎゅっと玩具を締め付けているのがわかり、望は汗か涙か唾液かもわからないくらいにぐちゃぐちゃに濡れた顔をベッドに押し付けて声を殺した。それでも強い快感は逃げてはくれない。足が痙攣して、息が止まりそうな程の快感が望を襲った。急な脱力感に、望は自分が射精せずに達したことを知る。

「っ…!……っ、んっ…あ、ああ、あ、やっ!!」

 それでも振動は止まってくれなくて、達したばかりの体は容易に快楽を拾っていく。殺すよりも寧ろ声を上げた方が楽だと気付いて、望はベッドに押し付けた顔を横に向けた。腹に付きそうな程に立っている望の自身は、先程から解放を求めている。

「よう先生、楽しそうだなぁ」

 下品な男の声が部屋に響く。望をこんな目においやった男が帰って来たのだった。望は男を睨み付けるが、熱に浮かされた瞳は男の欲を煽るだけだと言うことに望は気付かない。

「まだそんな目が出来るとは、大したもんだな」
「っ、ふ…っ、あ!…っ!」
「ほら先生、もっと良くしてやるよ」
「ひっ……!!」

 男は望の傍に寄ると、後孔に突き刺さる玩具を掴み、激しく抜き差しを繰り返した。内壁を抉り、良い所を何度も何度も突かれ、望はひっきりなしに声を上げる。

「や、あっあ、ああ、っひ、やだ、ゆるし、て……や、あ…!!」
「どうした先生?」
「いや、あ、あ…イかせてっ、イかせてくださ、あ、あっ、あああっっ!!」

 泣きながら腰を振る望に、男はごくりと喉を鳴らす。

「仕方ねえなぁ、俺は優しいから先生のお願い、聞いてやるよ」
「ひっ、あ、ぁあぁぁああっっ!!!や、とま、ないっ…あ、ああ!!」

 男は今にも暴発しそうな望の自身に手を伸ばすと、根元を戒めていたリングを外して強く擦りあげた。長い間塞き止められた精は勢い良く噴出し、シーツを濡らしていく。

「長い間我慢した先生にはご褒美をあげなくちゃなぁ」
「ひっ、んっ…っ!やっ!」

 男がいきなり玩具を引き抜くと、望は再び身体を大きく跳ねさせる。荒い呼吸のまま薄い胸を上下させていると、男が玩具にローションらしき液体を塗り付けているのが見えた。

「先生も、そんなに後ろひくつかせて…とんだ淫乱だな」
「や…ちが、…っ」
「ほらよ、ご褒美だ……!直腸吸収だからな、直ぐに善くなるぜ」
「あああっ…!!?」

 勢い良く玩具を突き立てられて、望は再び射精する。玩具は既に激しく振動をしていて、止まらない射精に望は自らの異変に気付いた。

「なに…やだっ…、あっ、や、やだっ…!!!」
「ほら、イきたいイきたいって先生が言うからさ、先生がたくさんイけるように薬を使わせて貰ったよ」
「あついっ…やだ、こんなのっ…!!」
「ほら先生、腰をそんなに揺らして…本当に先生はいやらしいねえ」
「おくっ…もっと、突いてっ…ああっ、あああ!!!」
「こんなに淫乱で、よく教師なんて出来たな」

 ゲラゲラと下卑た笑いを浮かべる男に、望は屈辱に泣きながら必死で腰を振る。ぐちゅぐちゃと淫らな音が響いて、浅ましく腰を振るその姿はまさしく淫乱そのもので、終わりのない快楽地獄に望は目の前が真っ暗になるような気がした。















「何なんですかこれはぁぁぁっっ!!!?」
「先生の観察日記ですよ?」
「私こんなことされてませんからっ!!! 絶望したっ! 有りもしないことを捏造する藤吉さんの観察日記に絶望したぁーっ!!」
「えーっ、結構頑張って書いたのに…」






駄目ですか





「これ、今度のイベントに出そうと思うんですけど、駄目ですか?」
「駄目です!!!」




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