「暑いね、レギュラス」
「………」
「あーあーあー暑いー」
「………」
なんかね、私は暑い日に黙ってると余計いろいろ体の中に篭ってしまう気がして、なんとなくだらだら喋る。これといって会話をしたいわけでもないんだけどね。でもシカトかよレギュラス君!
「でもねー、私の実家はもっと湿気あるよー湿度はんぱねぇよー」
「………」
「レギュラスくーん、聞いてる?」
「……ェ…」
「え、何、聞こえな「…ウゼェ、黙れ」
…………ちょ、誰!思わずすいませんと謝ってしまった私。え、今のレギュラスだよね?なんかいろいろシリウスを感じた。いやでもシリウスにあの、何?威厳?っていうか威嚇じみた雰囲気は放てまい。てゆーか口調!なにこれおいし……ゲフンゲフン。
黙れとだけ言ってレギュラスはまた黙ってしまった。そうとう暑さにバテてるらしい。これってもしレギュラスが日本来たらどうなるんだろ……なにそれおいし……ゲフンゲフン(デジャヴ)
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夏はみんな帰ってるんじゃね、というツッコミはなしで。
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Love like a shadow flies when substance love pursues,
Pursuing that that flies, and flying what pursues.
(The Merry Wives of Windsor / William Shakespeare)