▼11/03/18　笑顔企画について


まず、この度の地震で犠牲になられた方のご冥福をお祈りすると共に、行方不明となっている方々のご無事、今避難生活されている方々の明るい未来をお祈りいたします。


笑顔企画について、ご意見のお言葉をいただいたそうなので、わたしの意見を述べさせていただこうと思います。
人の考えることは皆違う、言葉や文面だけでは伝わらない事があるという事を前提にして読んでいただければ幸いです。


私はメールの内容やどのようなご意見をいただいたのかは存じ上げておりません。
ですがご意見をいただいたという事は企画に対して思うところがあったのだと思います。

この企画を立ち上げようとしたのは私の方で、ビン。様にはお忙しい中を私の我が侭に付き合っていただいたといっても過言ではありません。
ただ、自己陶酔のためにこの企画を立ち上げた訳でも、これをネタや絵を書くきっかけとして楽しんでいる訳でも無いことはご了解下さい。

この地震に対して、遠い関西にいた私ももちろん恐怖を感じ、錯乱し、憔悴いたしました。
それには私自身が(覚えてはいませんが)阪神淡路大震災で被災した身であり、家族や親戚からその悲惨さを聞いて育ってきた事、そして今回の地震で友人が被災した事も関わってきています。
それだけに、“少しでも被災地の方々の心の支えになるものがあればいい”という思いがございました。これは被災されていない皆様にも共通することだと思います。
しかしメールは届きにくく、電話は緊急時の為に使いづらい。こんなときこそネットだ！と思い立ちました。
小さいながらサイトを持ち、運営している身にとって、サイトを通じて元気や笑顔を届けられたら何よりだ、と思いました。

阪神淡路大震災で被災した親戚や、今回の地震で被災した友達、色んな方々の意見に、「笑顔、笑うことが今の被災地には足りない。自然に笑うことが必要だと思う」という様な意見がございました。

私自身、絵を描く事が好きなので、私の絵で被災地の方々が笑顔になれたらどれだけ素晴らしいだろうと思い、一つ一つ、笑顔よ届けという思いを込めながら絵を描いていた所存です。

もしかすると携帯を見る暇も無いかもしれない。見ることがまだ出来ないかもしれない。
全くそうかもしれません。
しかし、ここに被災地の方々に笑っていただきたい、被災地の方々を思っている人がいたのだ。後でそう思っていただけたら良いなぁと思い、動いたまででございます。
私自身、色んなサイトさまで絵や小説を閲覧している際、知らず知らずにリラックスしていたり、少しの事で笑ったりしているなぁと気づきましたので。

“不謹慎”だと仰せられるかもしれませんが、今この時期にこそ笑う事、ほっとする事が必要なのではないでしょうか？
PTSDの防止策として“笑う事”や“リラックスする事”などが上げられる事は知っての通りだと思います。

ですがご意見をいただいた今、私が考えていることを不快に思われている方がおられるのだという事に気づきました。
この企画について、不快感を抱かれている方が少しでもおられるというなら、それはただの偽善や自己陶酔なのかもしれません。
それならばこの企画は笑顔を届ける企画ではなくなってしまいますので、この企画は終了させていただきたいと思います。
応援して下さっていた方々、勝手な決断申し訳ございません。これも考えた結果でございますので、ご理解くださいませ。

被災地の方々、ご意見を下さった方、ビン。様、閲覧してくださっている皆様には謝罪の気持でいっぱいです。
本当に申し訳ございませんでした。

推測、私事ばかりを失礼いたしました。ですがこれは私の思いであり、伝えたい事です。
長々と書いた割に、言葉が足りないところもございましたが、平にご容赦下さいませ。

ここまでお目通しいただき、ありがとうございました。