( 1/4 ) ねぇ、晋助。あの約束覚えてるかな?私は覚えてるよ。この記憶が色褪せることはない。永遠に。 だってこの約束は、私の運命ってやつを大きく変えてしまったんだからね。 「しーんすっけ!朝だぞー!!」 私凛華はここ鬼兵隊の一員。幹部だけど雑用ばかりしている、ザ・雑用Womanだ。 そんな私の毎日の日課は晋助を起こすこと。 「あ゛?凛華か。」 「凛華ですぅ。早く起きて下さーい!!」 「なんでてめェが起こしにきてんだァ?」 「私以外が行ったら必ず負傷者がでるからだよ!!わかってるくせに。」 「クククッ。だなァ。」 すっかり目が覚めたのか、晋助は「飯」と呟くように言った。早速晋助はキセルを吸い始めた。今日はここで食べるらしい。 「ご飯、持ってくるから待ってて。」 といい私は部屋を出た。 |