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土「任務だ。屯所まで来い。」


と、さっきの電話での土方コノヤロー。


なんだよアイツうぜーよ。なんだよ任務って。ただ「手伝って下ちゃいぃぃ」とか言ってくれれば少しは、ほんの少しはやる気でてたのによー。


璢「これじゃやる気ゼロだわ。」


はぁ、とため息をつく。


銀「璢?どっか行くのか?」


着替え終わった私の部屋にノックもなしに入ってくる銀兄。


璢「ちょ、銀兄ィ。部屋入る時はノックしてって言ったじゃーん。」


銀「ちゃんとしましたー。心のノックを。」


璢「聞こえるわけないじゃん!!銀兄の心のノックとか聞こえるわけないよ!!」


銀「まあまあ落ち着けよ。」


璢「もしかして、覗く気だった?」


銀「…………いやいやいやいや。んなまままさか!」


璢「……銀兄。」


銀「とととところでお前どこ行くんだ!?」


あ、話変えやがった。


璢「見ればわかるでしょ?この真撰組の制服。土方コノヤローに呼び出されたから行かなきゃいけないの。」


本当はバックレたいけど刀のことバレたくないしね。あとお金の問題もある。


銀「え、多串君とこ?」


璢「うん。あ、やば。もう出なきゃ。」
 
 
バタバタと玄関へ急ぎ靴箱を漁る。そして前もらった特製耐性靴(黒)を穿く。


璢「じゃ、行ってきます。あ、鍵閉めろよ。」


銀「お、おい!ちょ!!」


銀兄の言葉を無視し私は走り出した。


任務は面倒臭いが好きだ。だってたくさん戦えるでしょ?暴れるの好きな私にとっては最高の仕事よ。


璢「今日はどれぐらい暴れれるのかな?」


うきうき気分で私は屯所を目指した。
 
 
 
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