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晋助のご飯を運び終わったらやっと私の朝食時間。


「凛華。」


名前を呼ばれたので振り返ってみるとそこには


「万斉。」


「今朝食でござるか。」


「そうだよー。今日の晋助かなり手強かったからさ。」


手元にある味噌汁をズズズッと一気飲みをする。


「しかし負傷はしてないでござる。それだけでもいいことでござるよ。」


「そうかなー。もぐもぐ。」


あ、今日の卵焼き美味いわ。


「そうでござる。しかし何故凛華が行くと平気なんでござろう。」


「さぁ?気まぐれ猫の考えることはよくわからないよ。」


「き、気まぐれ、猫。ぷぷ。」


「チクっとこーか?」


「勘弁してほしいでござる。」


「はいはいでござる。


っと。よし。ごっそうさま。


気まぐれ猫の様子でも見に行ってきますかな。」


そう言って私はお盆を片付け気まぐれ猫のところまで言った。


「凛華はもしや鈍感か…?」


そう思った万斉であった。
 
 
 
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