( 2/4 ) 晋助のご飯を運び終わったらやっと私の朝食時間。 「凛華。」 名前を呼ばれたので振り返ってみるとそこには 「万斉。」 「今朝食でござるか。」 「そうだよー。今日の晋助かなり手強かったからさ。」 手元にある味噌汁をズズズッと一気飲みをする。 「しかし負傷はしてないでござる。それだけでもいいことでござるよ。」 「そうかなー。もぐもぐ。」 あ、今日の卵焼き美味いわ。 「そうでござる。しかし何故凛華が行くと平気なんでござろう。」 「さぁ?気まぐれ猫の考えることはよくわからないよ。」 「き、気まぐれ、猫。ぷぷ。」 「チクっとこーか?」 「勘弁してほしいでござる。」 「はいはいでござる。 っと。よし。ごっそうさま。 気まぐれ猫の様子でも見に行ってきますかな。」 そう言って私はお盆を片付け気まぐれ猫のところまで言った。 「凛華はもしや鈍感か…?」 そう思った万斉であった。 |