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「高杉ぃぃ!!お縄につけぇぇぇえ!!」


「ハッ。んなことできるか。」


私は真撰組1番隊副隊長の凛華である。江戸に高杉晋助の目撃があったため夜の巡回をしていたところである。


そんな時だよ?あの高杉晋助がだよ?


街中をふらふら散歩してやがったのさ!!


え?なにこれチャンス?とか思いながら追いかけた私です。


しかしさすが高杉晋助。逃げ足が速いこと!!私ひとりでは捕まえることが難しい。


ということでとりあえず隊長の沖田を呼ぼうと携帯電話をとりだした時だった。


ザンッ


突然刀が振ってくる。私はそれを愛刀で受け止めた。


「ハッ。さすが真撰組1番隊副隊長だな。」


「う、うるさいな!!


って、あああああぁぁ!!?」


私が持っていた携帯電話は上から半分がなくなっていた。そう。真っ二つに切れたのだ。


「なにしてくれちゃってんのォォォォ!?また沖田隊長に買ってもらわなきゃいけないじゃんかァァ!!」


しかも買うときあの人面倒臭いんだわ。ここはご想像にお任せ致します。


「知ったこっちゃねーよ。」


ガキン


私を弾きとばす。迂闊にも尻餅をついてしまった。


「キャッ。」


「真撰組女隊員、間形弥依。


真撰組にとってどれくらいの価値なんだろうな。」


クククッと喉を鳴らして笑う。


私を使って真撰組を脅す気か?冗談じゃないわよ。


 
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