( 1/3 ) どうして神様は人を造ったの?
それはね、神様はひとりだと寂しかったからさ。
どうして神様は地球なんて造ったの?
人を快適に過ごさせるためさ。
ねえ、どうして神様は人を2種類に分けたの?
それはね、
恋を知ってほしかったからだよ。 「ここ最近攘夷志士が騒ぎを起こす事件が多い。」
そう言うのは真撰組副長の土方マヨ郎。
「十四郎だ、十四郎。」
「エスパー!?」
「口に出てんだよ。」
「あ、さーせん。」
「凛華、謝ることなんかありやせん。」
「総悟、」
「悪いのは全て土方さんのせいでさァ。あいつさえいなくなれば。」
「そうだよね、私悪くないよね!!土方さん消えればいいのに。」
「お前ら後で切腹な。」
相変わらずの私達に溜息をつき、話を進める。
「騒ぎだけで済んでたらよかったんだが斬り合いがある。」
「はいはーい。その攘夷志士は高杉派の奴らァ?」
「いや、今回のはそこらにいる攘夷志士だ。高杉は関係ねー。」
「はいはーい。土方さんはいつ死ぬんですかィ?」
「お前が死ね。」
「まあひどい人……!!総悟が可哀相だわ。」
「うぅ。DVうけやした。」
「なんですって!?すぐ警察に、」
「俺らが警察だコノヤロー。つか喋んな、話が進まねェ。」
土方さんは手に持っていた資料をみんなに配る。
「今配った資料には事件で捕まった攘夷志士のデータと事件場所が書いてある。」
私は資料に目を通した。
山場徹(28)公園の公衆便所で騒ぎを起こし検挙 高杉派×
「こ、公衆便所って……。」
んなとこでどうやって騒ぎを起こすのだろうか。
「資料を見たらわかるが事件場所が段々真撰組屯所に近づいているのがわかる。」
確かに言われて気づいたが、事件が起きた箇所を×として見たら少しずつだが屯所に確実に近づいている。
「近藤さんは今とっつぁんと遠出中だ。」
恐らくバカンスかとっつぁんの仕事を手伝わされているか、二択しかない。
「もしかしたら近藤さんが遠出中にこれが起こるかもしれないと?」
「そういうことだ。」
土方さんは声を荒げて命令した。
「今から厳重警戒体制に入る。何としてでもココを守るんだ。」
「「「「「おっす!」」」」」 もどる →
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