( 1/3 )
 
 
 
私達はいつ立つことを覚えたのだろうか。そして何故立とうという気になったのか。


それはね………、


自分の道を足ってやつで踏み締めたかったからじゃない?


だから小さい頃はあんよをしようと頑張るんだ。


転げ落ちても転げ落ちても手ェついて二本の足で立とうという


本能が働く。










―――――――………










朝、7:08。


今日は万事屋に招待してもらっている。なんでも久々の依頼でかなり依頼料をもらえたらしく、レストランでお食事会をするらしい。


よかったら凛華さんも、と言われご一緒することになった。


まだ眠たいが銀さんに会うためだ。我慢、我慢。


必死に瞼を開き、重たい体をベッドから降ろしてシャワールームへ行く。


「おっと、その前に。」


私は洗面所に行き、カラコンを取る。


鏡にいた人物は、


紫色の瞳


していた。


「久しぶりだなァ。」


鏡越しにそっとその瞳に触れる。何故かひどく冷たかった。


「………。」


ガチャッ


鏡から顔を背けシャワールームへ入っていった。
 
 
 
  もどる 

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -