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ガキィン


バキッ


ドガッ



「は、さすが銀ちゃん!こんなに勝負持ったのは銀ちゃんぐらいだ!」


「お喋りとは余裕だなオイ!!」


ドガァァン


繭果が振り下ろしたところの地面が割れる。


「オイオイお前は人間ですかコノヤロー。」


「人間だよ。」


チャキッ


「歴とした、ね。」


ビュォ


繭果がものすごいスピードで飛んでくる。そしてそのまま、


「バイバイ、銀ちゃん。」


俺の腹、目掛けて


グサッ


「がっ!!」


ドゴーン


銀時は壁に減り込んだ。


「だから身内を殺すのは嫌いなんだ、」


刺した体制のまま話す。


興奮しちまうからなぁ。」


クククッ、


繭果は銀時の腹に刺さっている刀を抜こうと手を伸ばす。


その時、


ガシッ


「!!」


繭果の腕を掴む。


「げほっ!やってくれんじゃねーのオイ。」


「……離せ死に底無いが。」


「死に底無いだァ?」


その瞬間俺は繭果を蹴り飛ばし腹に刺さった剣を抜く。そして転がった繭果の首に刀を向ける。


「俺が死ぬ時は魂が死んだ時だコノヤロー。」


「………は、しぶといね。」


「ゴキブリ並になァ。」


ニヤリと腹が立つ顔で笑った。
 
 
 
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