( 2/3 )
 
 
 
約束の時間間近。私は待ち合わせ場所のレストランへと急いだ。


「あ、あった!これか。」


ウィーン


レストランの中へと入る。


「いらっしゃいませェ。何名様ですかァ?」


「いえ。あの、待ち合わせをしていまして。」


「あ、かしこまりましたァ。」


そう行って店員さんはどこかへ消えた。私は奥へと進み銀さん達を探す。


「?」


何やらあちら側が騒がしい。少し覗いてみると、


「あ、銀さん。」


「おー、凛華。」


そこには銀さんと神楽ちゃん、新八くん。あと黒ずくめの男の人がふたりいた。


「あの、私、お邪魔のようでしたらお帰りしますよ。」


「いやいやいや。だめ。絶対だめ。」


そう言って銀さんは私の着物の裾を掴み、無理矢理隣に座らせる。


  私 銀 神 
廊 ――――――
 
   テーブル
 
下 ――――――
  新 土 沖 


「つーかなんで多串君までいるんですかァァ。」


「そうヨ。ガキは母ちゃんの乳でもしゃぶってお家でねんねしてな。」


「そのセリフ、そのまんまお前ェに打ち返すぜィ。」


「俺らも仕方なく来てんだ。本当は今すぐ帰りてー。」


「なら帰れー帰れー。」


「んだとゴラァァァァ!?」


「………あの?」


で、結局この人達誰なの?


「あぁ。そういえばまだ言ってなかったな。


あっちの瞳孔開いてんのが多串君。で、もう片方が総一郎君。」


「多串じゃねェェェ!!土方だ!!」


「総悟でさァ、旦那。」


なんか銀さん、名前を間違えてインプットしてる?


「え、と。土方さんに総悟さんですね。私は姫路野凛華と申します。」


「あ、あぁ。」


「よろしくでさァ。」


一応挨拶をする。


「うちの凛華ちゃんをそんなエロい目で見んなよ。てかお宅らマジで一体何の用?」


「見てねーよ。」


「実はですねィ、旦那に少し伺いたいことがありやして。」


「俺に?」


「へィ。」
 
 
 
 もどる 

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -