013
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妙「ハーイ。お弁当ですよー。」
辺り一面桃色になる季節。私たちはお花見をしにやってきました。
しかもお花見と聞いた妙さんがわざわざお弁当を作ってきてくれたそうですよ。
銀「ワリーな、オイ。兄弟水入らずのとこ邪魔しちまって。」
妙「いいのよ〜。二人で花見なんてしても寂しいものねェ、新ちゃん?」
新「はい、姉上。」
妙「お父上が健在の頃はよく三人桜の下でハジけたものだわ〜。」
璢「えっ…。ハジけたの?」
妙「えぇ。とても楽しかったわ。さっ、お食べになって!」
銀「じゃ、遠慮なく…」
パカ
銀兄が重箱に手をかけた。
013
酔ってなくても酔ったふりで上司のヅラを取れ
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