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私は土方さんと別れ、その辺をうろうろしていた。するとパチパチと焚火の音がする。不思議に思い近づく。そこは入口のところからだった。


私は目の前の光景が信じられなかった。禽夜の奴が十字架に貼付けられていた。足元はパチパチと火が音を出している。その火を更に強くしようと薪を足している総悟が目に入った。


土璢「「何してんのォォォォォ!!お前!!」」


沖「大丈夫、大丈夫。死んでませんぜ。」


ん?土方さん?さっき別れたばかりなのに…。


土方さんもまたお前かよって顔でこっちを見てくる。


沖「要は護ればいいんでしょ?これで敵おびき出してパパッと一掃。攻めの護りでさァ。」


禽「貴様ァこんなことしてタダですむと…………………もぺ!!」


総悟は話している途中の禽夜の口に薪を入れた。私も面白そうだったので参戦してみた。おぉ。ずこずこ入らァ。


沖「土方さん。俺もアンタと同じでさァ。早い話真撰組(ここ)にいるのは近藤さんが好きだからでしてねぇ。でも何分あの人ァ人が良すぎらァ。他人のイイところ見つけるのは得意だが悪いところを見ようとしねェ。
 
 
俺や土方さんみてーな性悪がいてそれで丁度いいんですよ、真撰組は。


ほんっと真撰組(ここ)の人達って近藤さんを心から信頼してんだなァ。仲間を信頼する気持ちは大切だね。


土「フン。」


璢「土方さん、土方さん。今夜はやけに冷え込むらしいですぜ。」


土「あー、そうらしいな。よし。薪をもっと焚け総悟。」


沖「はいよっ!!」


禽「むごォォォォォ!!」


土「美菅原は総悟の援助をしろ。」


璢「はいよっ!!」


そう言い私は両手に大量の薪を持ち、総悟の隣にいった。総悟は私の両手にある薪をとり火を更に強くさせる。


禽「も゛ぐらっはめっそ。」


その時だった。


チュイン


禽夜の頬を銃弾が掠った。微かに血がでていた。


 
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