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しばらく走っていたら、遠くから光が見えてきた。少しぼんやりとしている。


璢「銀兄ィ、光があるよ。出口かな?」


出口だったらいいな。ここ船の心臓部か何知らないけどすっごくオイル臭い。だから1秒でも早く抜け出したかった。


銀「うっし。スピード、上げんぞ。」


璢「うん!」


グッと足に力を入れ、地面を勢いよく蹴る。走るスピードを更に上げ、光の方へ私達は向かっていった。ぼんやりとした光は徐々にはっきりしていき、気がつけば光を抜けていた。


光を抜けるとそこは船上だった。


璢「ここは、船の上?だったらこっちかな、それとも裏を書いてあっち?うーん…。


銀兄、とりあえず私こっち探してみ…」


私の隣には銀兄がいた、筈なのに銀兄の姿はなかった。しかし銀兄のいた方向を見てみると、


璢「あ。」


銀兄が海に落ちそうになった神楽を助け、天人だらけのとこに突っ込んでいってた。天人だらけのとこに蛇絡も見えた。


見た感じやばそうな雰囲気だ。


璢「行動早いよォォォ!天パ野郎ゥゥ!!」


私は銀兄達を助けるべく、猛スピードで走っていった。


しかし、後ろから殺気を感じる。私は殺気の方向を向いた。
 
 
「おっ。可愛いお嬢さんじゃねーかァ。」


「一発ヤらねェ?」


そこにはゲヘゲヘと下品に笑う天人達がいた。みんな片手には武器を持っている。ざっと100人くらいいるかな?


璢「絶対ヤらない。気持ち悪いし。ってかヤるとかいう前にそんなこと言える顔か鏡見ておいでよ。」


チャキッ


腰にある刀に手をかけ、時間をかけゆっくり抜く。


「あぁ!?てめェ女だからって調子乗るん」


ザシュ


私は言い終わらないうちに天人を真っ二つに斬った。もちろん生きてなんかいまい。それにしても、


璢「弱い。弱すぎるよ、コイツ。今の攻撃は避けれるでしょう?」


刀についた血を掃うように刀を降る。そして再び自己流型をとる。


璢「君達は強い?」


ニヤッ


「や、やれェェェェエェエエ!!!」

私の挑発にいい具合で乗ってきてくれた天人達は一斉に私に向かってきた。


璢「Let's Party!!」


刀を構え、地面を思い切り蹴った。


 
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