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璢「ぜーはー、ぜーはー。」
銀「あれ?俺、生きてる?」
桂「死ぬかと思った。」
ギロリと銀兄とヅラ兄を睨む。
璢「次、はないから。」
銀桂「「は、はい。」」
2人は汗をダラダラ流しながら答えた。仕方ないな。今回はこれぐらいにしといてあげよう。次はぎったぎたに斬る。
さてと、本題に戻ろう。
璢「あれ?門番は?」
銀「………あれ。」
銀兄が指を差す。その方向を見ると泡を拭いて倒れている門番の姿が。
璢「なんかよくわからないけど、とりあえずやっと突破できるね。」
桂「さ、作戦通りだな。」
璢「うるさいわ、くそヅラ。行くよ。」
私達は春雨の中へと入っていった。
璢「にしても広いね。新八と神楽どこにいるんだろう。」
桂「銀時、璢。すまんが、俺はここから別行動をする。2人は先に行っといてくれ。」
銀「別行動だァ?んだよ急に。」
桂「ちょっと野暮用でな。」
璢「ふーん。ま、いいや。じゃあまた後でね、ヅラ兄。」
桂「あァ。あと言うのを忘れていたが俺はヅラ兄ではない。小太兄だ。」 銀「自分で言うな、気色悪ィ。いくぞ璢。」
こうして私と銀兄、ヅラ兄で別れて行動することになった。
私は走りながら疑問を銀兄にぶつける。
璢「けど、なんで急に別行動なんかしたんだろ?」
銀「さァ?しっかしさっきから嫌な予感しかしねーんだけど。」
璢「あ、それ私も。ヅラ兄のことだから何か変なことするよ。」
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