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ダン


銀兄を探している途中、急に大きな物音が聞こえた。


璢「男子トイレか…!!」


私は急いで男子トイレに駆け寄る。しかし男子トイレの場所がわからない。


銀「ハム子ォ。悪かったなァ、オイ。男は男でもお前エライのにひっかかったみてーだな。」


銀兄の声が聞こえる。右側か!!


璢「銀兄!!」


男子トイレに入ると光景に驚いた。


たくさんのガラの悪い天人の足の隙間から依頼主から見せてもらった写真の人物、ハム子が血だらけで床にはいつくばっていた。


後ろに木刀を持っている銀兄がいることを確認。私も腰にぶら下がっている愛刀を抜く。


銀「璢っ!!てめー早くここから離れろ!新八と神楽は!?」


璢「先に帰るよう言っといた。あと私は逃げないよ。もうこんなに我慢したんだから。」


カタカタと刀を持っている手が震える。少しでも力を抜けば斬りかかってしまうだろう。


「蛇絡さん。なんか妙なのがまざっちまいましたけど…。」


蛇「身だしなみ整えてる時は声かけんじゃねーっつったろーが!」


タコ天人は蛇絡に蹴られ、床に転がった。
 
 
蛇「なんか困ったことがあったら殺っときゃいいんだよ。パパッと殺って帰るぞ。


夕方からドラマの再放送があんだ。」


銀璢「「俺/私もだ。」」


静かに構える体勢に入った。


 
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