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男は新八の肩にあっただろうゴミをとり、言った。


「肩にゴミなんぞ乗せてよく恥ずかしげもなく歩けるな。少しは身だしなみに気を配りやがれ…。」


新「(なんだ、あの人…。)」


神璢「「新八〜!」」


私達はハム子に似た男を連れてきた。


神「もうめんどくさいからこれでごまかすことにしたヨ。」


璢「あぁ〜。疲れた疲れたァ。」


新「どいつもこいつも仕事をなんだと思ってんだ、チクショー!


大体これでごまかせるわけないだろ。ハム子じゃなくてハム男じゃねーか!」


チッ


神「ハムなんかどれ食ったって同じじゃねーか、クソが。」


新「何?反抗期!?」


ドサ


そんなやりとりをしているとハム男の大きな体が床に倒れる。


神「ハム男ォォォォ!」


新「オイぃぃ!!駄キャラが無駄にシーン使うんじゃねーよ!!」


璢「シーンというより行数だよね。」


神「ハム男、あんなに飲むからヨ!」


璢「え?無視?悲しいなぁ。ぐすっ。」


私達はハム男を起こすため、仰向けにさせるとハム男は笑いながら泡を吹いていた。


璢「!!コイツ…。」


「あー、もういいからいいから!あと俺やるからお客さんはあっちいってて!!」
 
 
さっきのニワトリ野郎が来てハム男を運ぶ体制に入った。


「…ったく、しょーがねーな。どいつもこいつもシャブシャブシャブシャブ。」


新「シャブ?」


「あぁ。この辺でなァ最近新種の麻薬(クスリ)が出回ってんの。なんか相当ヤバイやつらしーからお客さんたちも気をつけなよ!」


そういいニワトリ野郎はハム男を運んでいった。


璢「新八、神楽…。ここなんか嫌な予感がするから先帰ってて。私、銀兄探してくる。」


新「あ、ちょっ璢さん!!」


私は新八の呼び声を無視し、銀兄を探すため走り出した。


なんかすごく嫌な予感がする。私の胸の奥がざわざわと喚いている。刀を抜け、早く殺れ、と。


ぐっと胸ぐらを掴む。


落ち着け。また暴れたいのか。私が戦いたい理由、それを知っててでもなお本能のまま暴れたいのか。


アイツの目を思い出す。


いつの間にか私の左手は柄を触っていた。


璢「―――――ッッ畜生!!」


私は走るスピードを更に上げた。


 
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