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銀「なんだなんだオイ。」
璢「すごい音だっ、た。」
下を見るとお登勢さんのお店に飛脚が突っ込んでいた。
登「くらあああああ!!ワレェェェェェ!!人の店に何してくれとんじゃアア!!死ぬ覚悟できてんだろーな!!」
お登勢さんは飛脚のひとの胸ぐらを掴み怒鳴りあげていた。
飛「ス…スンマセン。昨日からあんまり寝てなかったもんで…。」
登「よっしゃ!!今永遠に眠らしたらァァ!!」
新「お登勢さん!怪我人相手にそんな!!」
新八は今にも殴り掛かりそうなお登勢さんをとめる。
ってかお登勢さん、顔が元々恐いのに白目向いたら更に恐いわ!
新「…こりゃひどいや。神楽ちゃん。救急車呼んで。」
神「救急車ャャァアア!!」
銀璢「「誰がそんな原始的な呼び方しろっつったよ」」
ふぅと溜息をついてわたしは散らばった届け物を拾い上げる。
璢「じゃあとりあえず救急車は後にして」
新「えッ!?あとででいいの!?結構ひどいのに!?」
璢「黙れ。ダメガネ腐れメガネ。」
新「メガネェェェェ!!メガネ二回言ったァァァァ!!」
飛「こ…これ…。」
突然聞こえた方向を見ると先程の飛脚がひとつの荷物を渡してきた。
飛「これを…俺の変わりに届けてください……お願い。なんか大事な届け物らしくて届け損なったら、俺…クビになっちゃうかも。お願いしまっ…………」
ここまで言うと、ガクッと気絶してしまった。
銀「おいっ!!」
「「「「………………」」」」
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