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銀新璢「「「ぎぃやああああ!!」」」
定春が追い掛けてくるせいで公園の敷地外にでてしまった私たち。
「あぶなっ!!」
キィィィィィ
ドカン
璢「うぅぅっ…。」
私達は車に跳ねられた…のかな?
意識がぼんやりする中、会話が聞こえた。たしかこの声はバカ皇子とジジイ。
バ「じぃィィィィィィ!!なんということをををを!!」
ジ「落ちつきなされ皇子!!とりあえず私めがタイムマシンを探してくるので!」
バ「じぃぃぃぃぃぃ!!お前が落ちつけェェ!!
ん?これは!!じぃこれを見よ!!」
ジ「これは…狛神!?なぜこのような珍種が…」
バ「じぃ縄はあるか!?」
しゅるしゅると音がする。定春を確保してるんだろうか。やばいな。神楽に怒られる。助けなきゃ。
バ「ん?おい、じぃ。美人が落ちておる。ついでに確保じゃ。」
ジ「はいはい。」
よいしょと合図とともに私の体が浮く。
あれ?もしかしてさっきの美人って私のこと?えっやばいやばい。
バ「クククク。またコレクション増えちゃった。」
そこで私の意識は途切れた。
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