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銀「お、お前って奴は手加減ってもの知らねぇか?」


ごほごほと腹をおさえながら咳込むこの人は私の昔なじみの坂田銀時。


死んだ目をした白髪天パ。私よりも何歳か年上だから銀兄って呼んでる。


璢「うーん。ははっ(笑)」


銀「いや!!(笑)じゃないし!!全然(笑)じゃねェ!」


神「朝からうるさいアルなぁ。痴話喧嘩は余所でするヨロシ。」


そう枕を持って間に入ってきた女の子。ちょっ………。女の子なのに寝癖が半端なくやばい。


この子は神楽。宇宙最強の戦闘民族「夜兎族」の一人。チャイナドレス着用。オレンジ色の髪で横にお団子。可愛らしい子だ。


璢「って。なんで痴話喧嘩になるんだァァ!」


神「二人が喋ってると痴話喧嘩に聞こえるネ。」


銀「璢。とうとうこの日がやってきたな。ついに俺と璢が」


璢「………。」


銀「璢ちゃん。ごめんなさい。冗談きつかったですよね。お願いだからそのキラキラ光る刀を降ろして下さい。」


璢「ちっ。」


銀「え?いま舌打ちしたよね?俺そんな風に育てた覚えないんだけど。」


璢「育てられた覚えはないよ。」


しくしくと銀兄が泣き真似をする。正直うざったい。
 
 
さて。私がいま持っている刀は舞蝶という。


柄の部分が蝶のような模様なのが特徴。刀の刃部分は薄赤っぽい色をしている。というか何故私が刀を持ってても捕まらないかだって?それはね。


全力で隠して逃げているからさ。適当とか言うなよ?


と、まあこの3人で江戸の


新「って待てェェェェ!僕のこと忘れてませんか!?」


…………………。


存在が薄いから忘れてたわ。まあ一応紹介してあげる。


コイツは志村新八。通称ダメガネ。


新「誰がダメガネだァァァァ!」


璢「うるさいなァ。黙っててよ。ちゃんと紹介できないじゃん。」


チャキッと刃を新八の首元に近づける。


新「す…………すみませんでしたァァァァ!」


うるさかったけど、まあよしとしよう。


新八には本当に姉弟なのか?と聞いてしまうぐらい(精神的に)似ていない姉がいる。この方、美人なんだけどゴリラみたいに半端なく強い。あと胸が(ry。


…危ない。これ以上言ったら半殺しじゃすまされない。


一方新八は普通の髪に顔にメガネ。まさに地味男。略してジミオ。おっ、2つ目のあだ名完成ー。


銀「神楽。うまかったか?俺のチョコは。」
 
 
神「チョコ食べて鼻血なんてそんなベタな〜。」


銀「とぼけんなァァァァ!!鼻血から糖分の匂いがぷんぷんすんぞ!」


ドカン ガシャーン


なんやかんやでこの4人で「万事屋」をしています。正確に言えば神楽と新八は「万事屋銀ちゃん」で働かせてもらってる。つまり従業員なのだ。


実はこの2人はつい最近出会ったのだ。(出会いシーンを見たい人は銀魂1巻を見てね☆)


「万事屋」というのは簡単に言えばなんでも屋。依頼金がでればなんでも引き受ける仕事。


ただいつも依頼がくるわけがなく、依頼がない日は家でのんびり。と今日もそんな風に過ぎるのだと思っていた。


新「ちょっとお前ら落ち着けェェェ!!」


新八が神楽と銀兄の喧嘩の仲裁にはいっている時だった。


ドガンッ


なにかがぶつかる音がした。


 
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