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「申し訳ない。これはすまぬことを致した。」


今目の前に座っている人、この人がさっき「どろぼォォォ!!」と叫びながら銀兄のお尻にカンチョーした。いやー、痛そうだったな。


実は先程の叫び声は子供の泣き声だった。そう、ここにはたくさんの子供で溢れかえっていた。


「あまりにも怪しげなケツだったのでついグッサリと…。」


そう謝る和尚さん。


銀「バカヤロー。人間にある穴はすべて急所…アレッ?ヤベッ!ケツまっ二つに割れてんじゃん!!」


新「銀さん落ち着いて下さい。元からです。


私はもう苦笑いしかできなかった。


「だがそちらにも落ち度があろう。あんな所で人の家をのぞきこんでいては…。」


新「スイマセン。ちょっと探し人が…。」


「探し人?」


璢「和尚さん。ここらで鬼の面被ったやつ見なかった?」


「鬼?これはまた面妖な。ではあなた方はさしずめ鬼を退治しに来た桃太郎というわけですかな。」


銀「三下の鬼なんざ興味ねーよ。狙いは大将首。」


璢「立派な宝でももってるなら別だけど。」


にひひ、と笑う。


「宝ですか…。しいて言うならあの子たちでしょうか。」
 
 
驚いた。いや、発言に驚いたのではなく。


いやいや、さっきまでね、極太まゆの和尚さんがいたのに今はね鬼の面を……。


銀「………。」


璢「………。」


新「………。」


「「「うぉわァァァァァァァ!!」」」


あまりにも突然だったので驚いて(ビビってないしチビってないよよよ!!)後退りをした。


銀「てっ…てててめーどーゆうつもりだ?」


「あなた方こそどーゆーつもりですか?闘技場から私をつけてきたでしょう。」


新「え!?え!?ホントに、じゃ、和尚さんが!?」


和尚さんは面を取り答えた。


道「私が煉獄関の闘士、鬼道丸こと…道信と申します。」
 
 
 
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