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格闘技。


なんか今日は新八に誘われて格闘技を見にきた。格闘技というもんだから男同士かと思えば、


新「お通ちゃァァァん!!いけェェェェェ!!」


女同士かよ、醜いな。


銀「いやいや、いけーじゃねーよ。止まった方がいいよ彼女…。変な方向にいっちゃってるよ。」


新「お通ちゃんは歌って闘うアイドルに転向したんです!」


銀「人間そーゆーこと言いだしたら危ねーんだよ。」


璢「そうそう。なじみだったラーメン屋も『今度カレーもメニューに出してみる』って言った直後につぶれたしね。」


銀「そうそう。だからあそこで止めとけっていったのによー。」


新「なんちゅー例え話ですか!お通ちゃんは大丈夫です、歌い続けます!」


銀「…なーんかあの娘は不幸になりそーな顔してるもんな〜。俺前から思ってたんだよ。」


璢「現在進行形のやつがいうこと?」


銀「え、なにそれ。俺が不幸ってかオイオイ。」


璢「頭がすごい不幸そう。」


銀「天パ馬鹿にすんなよコノヤロー!!」


その時、何やらリング上の方が騒がしくなった。目をそちらに向けると、


神「感動したぞォォ!!」


神楽がリング上にいた。


「おおーっとリング上に乱入者が!何者だァァ!?このチャイナ娘どこの団体だァァ!?」


神「えー私の名はアントニオ神楽…。ゆえあってお通の助太刀をするアル。


かかって来いコノヤロー!ダーッ!」


銀「………。」


璢「………。」


新「………。」


ザッ


私達は一斉に出口に向かって歩き出した。


銀「…ヤバイよ、俺しらない俺しらないよ。」


璢「銀兄、ちゃんとしつけしなきゃいけないじゃん。」


新「そうですよ。アンタのしつけが悪いからあんなんなるんでしょーが。」


銀「何言ってんのこいつら?子供の性格は三歳までに決まるらしーよ。」


とりあえず面倒事には巻き込まれたくないので会場を後にしようとしたその時、


沖「何やってんだァァ!ひっこめェェチャイナ娘ェ!目ェつぶせ目ェつぶせ!


春菜ァァ!何やってんだァ!何のために主婦やめたんだ!刺激が欲しかったんじゃないの!?」


銀「………。」


璢「………。」


新「………。」


沖「………。」


今日はだんまりDayかコノヤロー。
 
 
 
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