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( 1 / 5 ) 璢「うーん……。」
私は今衣装棚の前で悩みに悩んでいる。悩みすぎて頭がパンクしそうだよコノヤロー。
銀「璢?お前ェなにそんなに悩んでんだァ?」
許可なくドガドガと部屋に侵入してくる銀兄。
璢「ちょ、入ってこないでくださーい。一応私年頃の女なんでー。」
銀「いいじゃねーか別に。疚しいことしてんじゃねーだろ?え?それともしてんの?え、まじかよオイ。」
璢「勝手に自分の頭の中で解決すんなよ腐れ天パ。」
銀「……最近銀さんにたいしてなんか酷くない?」
璢「気のせいってこの前も言ったぞコノヤロー。」
銀「ぐすっ。お前昔は『銀兄、銀兄ィ』って俺の背中追い掛けてたのによォ。」
璢「あの時追い掛けてた私を説教したいぐらい後悔してる。」
銀「ちょ、やめて。まじ泣きそう。」
手で目元を押さえ涙を堪えてるポーズをする銀兄。
少しいじめすぎたか。
璢「ごめんね。今言ったことは嘘だよ。」
銀「璢……ッ!」
璢「半分ね。」
銀「半分んんんんん!?半分ってどこのラインが半分!?いや待てよ。全体的の半分かァァァ!?」
璢「まあまあ落ち着いて。」 涙を流す銀兄を慰める。
銀「ところでなんでそんなに服選びに格闘してんだ?いつもならしねーくせに。」
璢「いやァ、デートぐらいはさいつもよりお洒落しないとね。」
銀「へー。デートか。
ん?
デートォォォォォ!?」 026
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