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璢「うーん……。」


私は今衣装棚の前で悩みに悩んでいる。悩みすぎて頭がパンクしそうだよコノヤロー。


銀「璢?お前ェなにそんなに悩んでんだァ?」


許可なくドガドガと部屋に侵入してくる銀兄。


璢「ちょ、入ってこないでくださーい。一応私年頃の女なんでー。」


銀「いいじゃねーか別に。疚しいことしてんじゃねーだろ?え?それともしてんの?え、まじかよオイ。」


璢「勝手に自分の頭の中で解決すんなよ腐れ天パ。」


銀「……最近銀さんにたいしてなんか酷くない?」


璢「気のせいってこの前も言ったぞコノヤロー。」


銀「ぐすっ。お前昔は『銀兄、銀兄ィ』って俺の背中追い掛けてたのによォ。」


璢「あの時追い掛けてた私を説教したいぐらい後悔してる。」


銀「ちょ、やめて。まじ泣きそう。」


手で目元を押さえ涙を堪えてるポーズをする銀兄。


少しいじめすぎたか。


璢「ごめんね。今言ったことは嘘だよ。」


銀「璢……ッ!」


璢「半分ね。」


銀「半分んんんんん!?半分ってどこのラインが半分!?いや待てよ。全体的の半分かァァァ!?」


璢「まあまあ落ち着いて。」
 
 
涙を流す銀兄を慰める。


銀「ところでなんでそんなに服選びに格闘してんだ?いつもならしねーくせに。」


璢「いやァ、デートぐらいはさいつもよりお洒落しないとね。」


銀「へー。デートか。


ん?


デートォォォォォ!?
 
 
 
 
 
 
 
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女の子っつーのはデートになるといつもより化粧とかに気合いを入れる

 
 
 
 
 
 
 
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