024
( 6 / 6 ) 土「本来ならてめーらみんな叩き斬ってやるとこだが、生憎てめーらみてーのに関わってる程今ァ俺達も暇じゃねーんだ。消えろや。」
銀「あー幽霊恐くてもう何も手につかねーってか。」
神「かわいそーアルな。トイレ一緒についてってあげようか?」
近「武士を愚弄するかァァ!!トイレの前までお願いしますチャイナさん!」
土「お願いすんのかいィィ!」
こうして近藤さんと神楽は仲良く連れションしに行った。
土「てめーら頼むからこの事は他言しねーでくれ。頭さげっから。」
璢「…真撰組って大変だなァ。大丈夫なの?」
土「情けねーよ。まさか幽霊騒ぎ如きで隊がここまで乱れちまうたァ。相手に実体があるなら刀でなんとでもするがな。」
璢「実態が無かったら真撰組もどう出ていいか皆目見当もつかないよね。」
銀「え?何?お前ら幽霊なんて信じるの?痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お母さ〜ん。ここに頭怪我した人がいるよ〜!」
土「お前いつか殺してやるからな。」
璢「今すぐ殺っちゃってください。」
沖「まさか土方さんも見たんですかィ?赤い着物の女。」
土「わからねェ。…だが妙なモンの気配は感じた。ありゃ多分人間じゃねェ。」
銀「痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お父さーん!」
沖「絆創膏もってきてェェ!!できるだけ人一人包みこめるくらいの!」
土「おめーら打ち合わせでもしたのか!!」
すると新八が呟くように言った。
新「赤い着物の女か…。確かそんな怪談ありましたね。」
璢「え?あったの?」
新「はい。僕が通ってた寺子屋でね一時そんな怪談が流行ったんですよ。」
璢「まじか。」
その時だった。
近「ぎゃあああああああああああああ!!」
近藤さんらしき叫び声が聞こえた。私達は声のした方へ行く。そこはトイレだった。
神「ゴリラーどうしたか〜!!チャックに皮はさめたか!?」
ガラッ
銀「神楽どーした!?」
神「チャックに皮がはさまったアル。」
土「チッ!!どけ!!」
土方さんはドアをガン、と一蹴りし無理矢理ドアを開けた。
ドアの向こうにいたのは
銀「なんでそーなるの?」
便器に顔を突っ込んでいる近藤さんだった。
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