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ミーン


ミーンミーン


蝉が煩く鳴くこの季節。結局私達拝み屋が万事屋だと知った真撰組は私達を木に吊した。大事なので2回言います。吊した。


新「悪気は無かったんです…。仕事も無かったんです。」


璢「いや夏だからオバケ退治とか儲かるんじゃないのって街ふれ回ってたら……ねェ?」


銀「そーだよ。俺昔から霊とか見えるからさ〜。それを人の役に立てたくて。


あっ。君の後ろにメチャメチャ怒ってるババアが見えるね。」


沖「マジですかィ?きっと駄菓子屋のババアだ。アイスの当たりくじ何回も偽装してだましたから怒ってんだ。どーしよう…。」


璢「陰湿な餓鬼だなオイ。」


沖「照れますぜ。」


璢「褒めてるように聞こえたの?総悟は耳に呪われたイヤホンでもつけてんの?」


総悟はグビグビと手に持っているお茶を飲む。


銀「総一郎君心配いらねーよ。俺達を解放し水を与えてやれば全部水に流すってよ。」


沖「そーか、わかりやした。じゃあコレ鼻から飲んでくだせェ。」


ビチャビチャ


総悟は手に持っているお茶を銀兄にぶっかけ始めた。


銀「いだだだだだだ!何コレ!なんか懐かしい感覚!昔プールで溺れた時の感覚!


璢「銀兄ィィィ!くそっ!この借りは必ず返すぞ!!」


沖「お前も欲しいんですかィ?仕方ねーな。」


ビチャビチャ


総悟は私の口にお茶をいれる。


璢「ガボボボ!!」


逆さまのため、食道には通らず全て零れてしまう。


沖「きったねー。」


璢「てめーのせいだガボボボ!!」


近「…総悟もうやめろ。見ているこっちが哀れになってきた。」


沖「近藤さんの頼みなら、仕方ねー。」


こうして私達は解放された。
 
 
 
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