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パッ


真撰組のある部屋の電気がつく。


「副長ォォォォォ!!なんてことするんですかっ!!大切なオチをォォ!!」


土方さんはマヨネーズのかかった焼きそばを片手に叫んだ。


土「しるかァ、マヨネーズが切れたんだよ!買っとけって言っただろ!焼きそば台無しだろーがァ!!」


「もう充分かかってるじゃねーか!なんだよそれ!!もはや焼きそばじゃねーよ!!『黄色い奴』だよ!!」


一方では、


「アレ局長?局長ォォ!!」


「大変だァ!局長がマヨネーズで気絶したぞ!!最悪だァァァ!!」


近藤さんは泡を噴き出しブッ倒れていた。


土「くだらねェ。どいつもこいつも怪談なんぞはまりやがって。」


璢「本当だよ。幽霊なんかいてたまるか。」


土「そうだそうだ。………って、ん?」


璢「やほ!」


土「なんでお前ここいんの!?」


璢「いやァ実は昼間さ近藤さんに面白いものするからおいでって言われて。来たらこれだよ。」


土「…………悪いことしたな。」


璢「いえいえ。あ、マヨネーズかかってないとこ頂戴。」


私は土方さんから箸を奪い、マヨネーズ被害がいっていないところを食べた。


土「あ、オイ!!」


璢「んまー。やっぱ夏は焼きそばだねェ。」


とその時。何やら外から声がした。


「死ねェ〜


死ねよ〜〜〜


土方〜〜〜〜


お前頼むから死んでくれよォ〜〜」



まっ…まさか本当に


パン


土方さんは勢いよく障子を開けた。


ビクッ


そこにいたのは白い流しを着て頭に火のついた蝋燭をつけている総悟がいた。


璢「なぁんだ〜。総悟かよ〜。」


土「…何してんだ、てめ〜〜。こんな時間に?」


沖「ジョ…ジョギング。」


土「ウソつくんじゃねェ!!そんな格好で走ってたら頭火だるまになるわ!!
儀式だろ?俺を抹殺する儀式をひらいていただろう!!」


沖「自意識過剰な人だ。そんなんじゃノイローゼになりますぜ。」


私は見えた。総悟の後ろには金づちがあったのを。しかしあえて何も言わない。


総悟と土方さん。どちらの味方かといえば勿論、総悟!


土「何を…!!」


土方さんは言葉を続けず屋根の上を見た。


沖「どうしたんだィ土方さん?」


土「今、あそこに何か見えなかったか…。」


璢「え、何もないよ?なんかあったの?」


その時だった。


「ぎゃああああ!!」


「「「!!」」」
 
 
 
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