022
( 2 / 4 ) 配置場所に行こうとした時、知った声が聞こえた。
銀「綿菓子ィィィ!!」
璢「あ、銀兄。」
しかし銀兄は工具を頭に投げられその場に倒れ込んだ。
私は駆け寄りしゃがんで声をかけた。
璢「生きてますかァ?」
銀「ん?この声璢か!?」
ガバッと顔を上げた銀兄。
璢「あったり!」
ニヒヒっと笑い立ち上がる。
銀「なんでお前ここにいるんだ?つかそれ真撰組隊服じゃね?」
璢「もう。朝言っただろーが天パ。」
銀「あれ?口調がキツく…」
璢「気のせい。今日私はこの祭りが終わるまで真撰組として警護するんだよ。」
銀「そうだったっけか?つーかなんで真撰組?」
璢「あんたが働かないからこうして私が働いてんの。真撰組人使い荒いけど結構コレがいいの。」
そういって2本の指で円をつくる私。
璢「そういう銀兄は何してんの?」
銀「ロボットの手伝いだよ。なんか一から手直ししてる。」
言われてみれば銀兄の頬に油がついてる。なんとも可愛らしい。
璢「フフッ。頑張ってね銀兄。」
ゴシゴシと銀兄の頬を擦り私は配置場所に移動した。 [ ← ] [ もどる ] [ → ] |
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