021
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さほど人が通らない橋。名前も対して知られていない。
そんな橋に笠を被ったふたりの男がいた。
「誰だ？」
「…ククク、ヅラぁ。相変わらず幕吏から逃げまわってるよーだな。」
桂「ヅラじゃない桂だ。なんで貴様がここにいる？幕府の追跡を逃れて京に見をひそめているときいたが。」
「祭りがあるってきいてよォ。いてもたってもいられなくなって来ちまったよ。」
桂「祭り好きも大概にするがいい。貴様はおれ以上に幕府から嫌われているんだ。
死ぬぞ。」
「よもや天下の将軍様が参られる祭りに参加しないわけにはいくまい。」
桂「お前何故それを？まさか…。」
「クク。てめーの考えているようなだいそれたことをするつもりはねーよ。だがしかし面白ェだろーな。
祭りの最中に将軍の首が飛ぶようなことがあったら幕府も世の中もひっくり返るぜ。」
桂「貴様の大事な奴がいてもそんなことをする気か？」
「……そうか。アイツがいんのか。会うのが楽しみだ。
フフフ。
ハハハハ。」
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音楽なんて聴きながら受験勉強なんてできると思ってんのか お前は！ もう切りなさい！
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