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――――場所は変わって客間。


客間には相変わらず仏頂面の土方さん。大きなたんこぶ(私のせい)をつくった総悟、そして私がいる。近藤さんは外出らしい。(どうせストーカーだろ)


総悟が時々黒い笑みを浮かべこちらを見てくるのが恐い。


あとで何されるんだろ…。震えが止まらない。


土「近藤さんが下着泥棒だァ?」


コクリと私は頷く。


土「んな根拠どこにあるんだよ。」


璢「私のお気に入りの下着が無くなってた。それに…」


スッ


一枚のカードをテーブルに置く。


土沖「「?」」


ふたりはそのカードを覗き込むように見た。

――――――――――――
璢ちゃんへェェエ


下着頂いちゃったぞ☆


勝負下着かな?可愛いぞー☆


近藤勲
――――――――――――


土「いや待て。


璢「なにさァ。こうやって書いてんだからあのクソゴリラが犯人なんだよ。」


土「ありえねーよ!!確かに近藤さんならやりかねねーがこれは断じて違ぇと言えるぞ!!」


璢「じゃあ誰なのよ!!私の勝負下着返せやァァァァァ!!」


土「勝負下着なのかよ。」


しばらく考え込んでいた総悟が顔を上げた。


沖「璢。」


璢「はい。(キリッ)」


先程のことをしてしまったので総悟にはもう逆らえない。


沖「これは近藤さんじゃありやせん。」


璢「どうして……!?」


沖「犯人がわざわざ名前書きやすか?」


………あ。


沖「それに近藤さんはこんなセコい真似はしやせん。やるんなら堂々と表側でしやす。」


土「いやそれ犯罪。やろうとした時点で犯罪だから。」


璢「じゃあ犯人は一体誰なんだよォォォォ。」


チクショー。あれ高かったんだぞ。少ない金崩して買ったんだぞ。


土「お前ふんどし仮面知らねーのか?」


璢「……ふんどし仮面?」
 
 
 
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