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―――――――………
土「オーイ。出てこーい。マジで撃っちゃうぞ〜。」
沖「土方さん、夕方のドラマの再放送始まっちゃいますぜ。」
顎に手をあてながら沖田は言った。
土「やべェ。ビデオ予約すんの忘れた。さっさと済まそう。発射用意!!」
と次の瞬間
ドゴォォン
私達が襖を蹴り飛ばした。
土沖「「!!」」
ドドドドドドと私達は真撰組の間を走っていく。
土「なっ…何やってんだ、止めろォォ!!」
銀「止めるならこの爆弾止めてくれェ!!爆弾処理班とかさ…なんかいるだろオイ!!」
銀兄の手元にある時限爆弾はあと残り10秒とかいていた。
「おわァァァ爆弾もってんぞコイツ!!」
真撰組も勢いよく逃げていった。
璢「えっ!?逃げちゃうの!?なんで、どうしてェェェ!!」
銀「げっ!!あと6秒しかねェ!!」
新「銀さん、窓窓!!」
新八が指した方向には窓があった。しかし6秒でいける距離じゃない。
私は神楽と目が合った。そして二人していい作戦が思いついた。
神「銀ちゃん。」
璢「歯ァくいしばって!!」
神楽は傘をわたしは鞘にしまっている刀を銀兄目掛けて振りかぶった。
神璢「「ほあちゃアアアアア!!」」
ギャイイインッ
銀「ぬわアアアア!!」
璢「銀兄ィィィ!!いけェェェ!!」
銀兄は外に出た瞬間、空に向かって投げた。爆弾は強烈な音と共に爆発した。銀兄の姿は見当たらない。
新「ぎっ…銀さーん!!」
神「銀ちゃんさよ〜なら〜!!」
璢「来世で会おうねェー!!」
こうして爆弾処理はなんとか成功した。ヅラ兄はというと屋上にあったらしいヘリコプターで先に脱出したという。なんてやつだ。
この事件が原因で屯所まで連れていかれたのは言うまでもない。
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