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辰「………そーか。お前らがおりゃあ面白か漁になると思っちょったんだがの〜。」
璢「ごめんよ。」
銀「ワリーな。こう見えても地球が好きでね。」
璢「辰馬兄はさァ、宇宙でもどこでもいって暴れてきてよ!」
銀「おめーにゃちまい漁なんざ似合わねー。でけー網宇宙にブン投げて星でも何でも釣りあげりゃいい。」
辰「…おんしゃたちゃこれからどーするがか?」
璢「私?そーだなァ。自分の生き甲斐を見つけるよ。」
辰「生き甲斐がか?」
璢「うん。残念ながら生まれこの方戦争しか知らないもんでね。みんなが死なない生き甲斐を見つけるんだ。
ね?銀兄。」
銀「おめーはほぼ強引についてくるだけじゃねーか。」
璢「だって銀兄がいいもん。のんびりっていう意味が知りたい。」
辰「おんしゃは?」
銀「俺か?そーさな…。
俺ァのんびり地球で釣り糸たらすさ。地べた落っこっちまった流れ星でも釣りあげてもっぺん宙にリリースよ。」
…フフ。そーいやそんな事ゆーちょった。
まったく何を考えちょるんだかわからん奴らよ。
じゃがお前らがいたから、わしゃ宙へいけた。
お前らが地上に残ってくれたから、わしゃ後ろを振り返らず走ってこれたんじゃ。
銀時、璢。
わしが地に落ちる時がきてもお前らがまた釣りあげてくれるちゅーなら
わしゃ何度でも飛ぶぞ。
あの宙にの…。 [ ← ] [ もどる ] [ → ] |
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