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璢「……ん?」


どうやら気絶していたらしい。辺りを見れば水を飲んでいる人達がいた。


銀「おー。起きたかァ?」


璢「銀兄ィ。」


ん、とコップ一杯の水を差し出す。私はそれを受け取りカラカラの喉に流した。


璢「生き返ったァァァ。ここどこ?」


銀「あ?坂本の快援隊っつーとこだとよ。」


快援隊。


確か、艦隊そのものが会社で色々な星と貿易してるって言ってたな。


銀「おい璢。目ェ覚ましたんなら手伝え。」


璢「………何を?」


銀「見たらわかるだろ。」


いやいや。確かにわかるけども。神楽に樽ごと飲ましてるのは見えます。それを手伝えってか。一体あいつの腹はどーなってる?


神「うがァァァ!!もっと水よこすヨロシ!!」


そう言って神楽は銀兄が持っているペットボトルを横取りしようとしている。


銀「これは銀さんのォ。さっきお前ェ1樽飲んだじゃん。」


神「あんなのは飲んだと言わないネ!さっさとよこせヨ!!」


璢「あー!!神楽!!これあげるから我慢しなさい!!」


私は自分の分のペットボトルを差し出した。神楽はそれを受け取りぐびぐびと飲み干す。


銀「元気だねー。」


璢「この時期は育ち盛りなんじゃない?」


神楽の飲みっぷりを堪能している時だった。


「ギャァァア!!」


「助けてェェ!!」


乗員の何人かが触手に捕まっていた。


辰「ほっとけほっとけ、幻覚じゃ!!アッハッハッハッー!!」


辰馬兄も捕まっていた。


璢「ええぇぇ!!あいつ何してんの!?何捕まってんの!?つか何これェ!?」


「あれは砂蟲。」


そう言って横に立っていたのは、


璢「………誰?」


陸「陸奥だ。」


璢「いや、あの、陸奥さん?仮にも上司が捕まっていますが大丈夫ですか?」


陸「勝手なことばかりしちょるからこんな事になるんじゃ。


砂蟲よォォ!そのモジャモジャやっちゃって〜!特に股間を重点的に!


璢「何?何の恨みがあんの!そんなにあのモジャモジャ何かしましたかァ!?」
 
 
 
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