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( 7 / 7 ) 辰「舵はどこにあるぜよ?」
銀「これじゃねーことだけは確かだよ!」
神「銀ちゃんコレは?」
そう言って持ち上げるのはパイロットさんの腕。
銀「パイロットから頭離せェェェ!!スイマセンパイロットさん!!」
璢「ちょ、ヤバイよ!!なんかどっかの星に落ちかけてるって!!」
新「銀さん璢さん!コレッスよコレ!」
新八が舵らしきものを見つけた。
新「ふんぐぐぐ!アレ!?ビクともしない!!」
辰「ボクでかした。あとはワシに任せ…うェぶ!」
新「ギャー!!こっちくんな!!」
璢「吐くならよそで吐きなさーい!!」
辰「じゃったら璢が受け止めてく」
璢「うるさいわこのもじゃ毛ェェェ!!」
辰「ぐェぶふ!!」
私は辰馬兄に飛び蹴りを食らわしてやった。ざまあみろってんだい。
新「アンタ船好きじゃなかったの!?思いっきり船酔いしてんじゃないスか!!」
辰「イヤ、船は好きじゃけれども船に弱くての〜。うぷっ。」
新「なにその複雑な愛憎模様!?」
神「新八もういいから私に任すヨ!!私文集に将来の夢パイロット書いたヨ!!」
璢「書いただけじゃ意味ないでしょうがァァ!!ここは私に任せて!!車と同じようなもんでしょ!!」
銀「それなら俺に任せろ!!璢より運転歴長ェからお前ァよりはるかに安全だ!!」
璢「銀兄の運転はいつも人引いてるからダメ!!この前も引いてたでしょ!!え、と。中川さん!!」
銀「誰だよそれェェ!?」
辰「オウオウ!素人がそんなモンさわっちゃいかんぜよ。このパターンは四人でいがみ合ううちに舵がポッキリっちゅ〜パターンじゃ。それだけは阻止せねばいかん!」
そう言いながら私達に近づこうとする辰馬兄。しかし
ガッ
辰馬兄は破片に躓き
辰「ふぬを!!」
舵を掴んじゃって
ドサッ
そして壊した。
何が?舵が。
誰のせいで?辰馬兄のせいで。
辰「アッハッハッハッ!そーゆーパターンできたか!どうしようハッハッハッ!!」
銀「アッハッハッハッじゃねーよ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
果たして私達は生きて帰れるのでしょうか?
辰「アッハッハッハッ!」
璢「辰馬兄のバカヤロー!!ギャアア!?」 [ ← ] [ もどる ] [ → ] |
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