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辰「舵はどこにあるぜよ?」


銀「これじゃねーことだけは確かだよ!」


神「銀ちゃんコレは?」


そう言って持ち上げるのはパイロットさんの腕。


銀「パイロットから頭離せェェェ!!スイマセンパイロットさん!!」


璢「ちょ、ヤバイよ!!なんかどっかの星に落ちかけてるって!!」


新「銀さん璢さん!コレッスよコレ!」


新八が舵らしきものを見つけた。


新「ふんぐぐぐ!アレ!?ビクともしない!!」


辰「ボクでかした。あとはワシに任せ…うェぶ!」


新「ギャー!!こっちくんな!!」


璢「吐くならよそで吐きなさーい!!」


辰「じゃったら璢が受け止めてく」


璢「うるさいわこのもじゃ毛ェェェ!!」


辰「ぐェぶふ!!」


私は辰馬兄に飛び蹴りを食らわしてやった。ざまあみろってんだい。


新「アンタ船好きじゃなかったの!?思いっきり船酔いしてんじゃないスか!!」


辰「イヤ、船は好きじゃけれども船に弱くての〜。うぷっ。」


新「なにその複雑な愛憎模様!?」


神「新八もういいから私に任すヨ!!私文集に将来の夢パイロット書いたヨ!!」


璢「書いただけじゃ意味ないでしょうがァァ!!ここは私に任せて!!車と同じようなもんでしょ!!」


銀「それなら俺に任せろ!!璢より運転歴長ェからお前ァよりはるかに安全だ!!」


璢「銀兄の運転はいつも人引いてるからダメ!!この前も引いてたでしょ!!え、と。中川さん!!」


銀「誰だよそれェェ!?」


辰「オウオウ!素人がそんなモンさわっちゃいかんぜよ。このパターンは四人でいがみ合ううちに舵がポッキリっちゅ〜パターンじゃ。それだけは阻止せねばいかん!」


そう言いながら私達に近づこうとする辰馬兄。しかし


ガッ


辰馬兄は破片に躓き


辰「ふぬを!!」


舵を掴んじゃって


ドサッ


そして壊した。


何が?舵が。


誰のせいで?辰馬兄のせいで。


辰「アッハッハッハッ!そーゆーパターンできたか!どうしようハッハッハッ!!」


銀「アッハッハッハッじゃねーよ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

果たして私達は生きて帰れるのでしょうか?


辰「アッハッハッハッ!」


璢「辰馬兄のバカヤロー!!ギャアア!?」
 
 
 
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