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ガチャン


のはずだった。


「「「「あれ?」」」」


後ろには仲間の奴が銃を構えていた。私達は無防備。このままだったらやられちゃう。はは。


「ふざけやがって!死ねェェ!!」


誰もが終わりだと思ったその時、


バン


「ぶっ!!」


犯人は突然開いたドアに思い切りぶつかり気絶した。


璢「だ、誰?」


ドアから出てきたのは、


「あ〜。気持ち悪いの〜。酔い止めば飲んでくるの忘れたきー。アッハッハッハッ。」


定春に加えられた男だった。


「ありゃ?何?なんぞあったがかー?」


男の頭の上に乗っている定春に神楽はすぐさま反応した。


神「このヤロー定春ば帰すぜよォォ!!」


ガシャ


「あふァ!!」


男は蹴られ、神楽は感動の再会をした。


璢「ごめんなさァい。うちの神楽が……あれ?」


銀「こっ…こいつァ」


新「銀さん璢さん知り合い?」


たしかこいつって、あの


ドドォン


地響きがした。宇宙で地響きといえばやはり


「うわァァァ爆発だァァ!!」


「大変だァァ!!操舵室で爆発がァ!!」


「操縦士たちも全員負傷!!」


みんなが混乱する中、犯人のやつが呟いた。


「フフ。終わりだよお前ら。天人に迎合する売国奴どもなど皆死ねばよい…」


ガッ


私はそいつの胸倉を掴んだ。


璢「あんたさっきから聞いてれば何!?一般人巻き込んでテロ起こして!!そんなに天人が嫌いなら真っ正面から当たれよ!!裏側からなんてどこかの馬鹿がすることだよ、この馬鹿ァァ!!」


「真っ正面?そんなのやったって無意味なだけさ。それよりもいいのか?なにかやり残したことはないのか?」


ニヤニヤと犯人が笑う。無性に腹が立った。


ドガァン


犯人を私は壁にぶつけた。気絶した犯人をそこらに捨てる。


璢「やり残しだァ?ありすぎて成仏もできないね!」
 
 
 
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