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「副長、ここです。」
外で真撰組の人の声が聞こえる。もう見つかったらしい。
私達はいま他の部屋に隠れてます。みんないます。もう大ピンチです。出口付近は真撰組に囲まれてて…。しかも出口ひとつしかないし。
新「銀さん、髪増えてない?」
先程沖田ってゆー人にやられたせいか銀兄の髪の毛が倍増されていた。その髪の毛を神楽が横でいじっている。
土「オイッ出てきやがれ!!
沖「無駄な抵抗は止めな!」
土「ここは十五階だ!逃げ場なんてどこにもないんだよ!」
真撰組が罵声を浴びさせている中、ヅラ兄は懐から丸いものを出した。
璢「ヅラ兄?なにそれ?」
桂「ヅラ兄ではない小太兄だ。これは時限爆弾だ。ターミナル爆破のために用意していたんだが仕方あるまい。コイツを奴等におみまいする…そのスキに逃げろ。」
すると銀兄がヅラ兄の胸ぐらを掴んだ。ゴトと時限爆弾が床に落ちる。
「貴様ァ桂さんに何をするかァァ!!」
銀「……桂ァ。もうしまいにしよーや。てめーがどんだけ手ェを汚そうと死んでった仲間は喜ばねーし時代も変わらねェ。これ以上うす汚れんな。」
桂「うす汚れたのは貴様だ、銀時。時代が変わると共にふわふわと変節しおって。武士たるもの己の信じた一念を貫き通すものだ。」
銀「お膳立てされた武士道貫いてどーするよ。そんなもんのためにまた大事な仲間失うつもりか。
俺ァもうそんなの御免だ。どうせ命張るなら俺は俺の武士道貫く。
俺の美しいと思った生き方をし、俺の護りてェもんを護る。」
璢「銀兄…………。」
自分の美しいと思った生き方。
神「銀ちゃん。」
銀「?」
神楽が時限爆弾を持って、銀兄を呼ぶ。まさか、ななななな訳無いよね?
神「コレ…いじくってたらスイッチ押しちゃったヨ。」
その場にいたみんなが目を開いた。そりゃもう眼球がでちゃうんじゃないかってぐらいに。
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